SIGMAKOKI シグマ光機株式会社


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メカ屋のつぶやき
005|ホルダーをステージに?

弊社では様々なガイド方式や送り機構、材質やサイズのステージを用意しております。
それぞれに特徴がありますのでお客様のご要望に合わせてご提案できると自負しておりますが、「透過穴タイプのステージはないのか?」とお問い合わせを頂くことがあります。

お客様からのお問合せで「製品は決まっていて細部仕様や公開されていない仕様を知りたい」というパターンが多いのですが、「こういうことをしたいがどんな製品を選定したらよいか?」というパターンもよくあります。

・透過照明で輪郭抽出して画像処理の後処理をラクにしたい
・置くだけでフォーカスが合うのでワークを底面から観察したい
・ターゲットを観察しながら撮像素子とレンズの調整をしたい
・搭載したセンサ配線や電子デバイスのケーブル取り回しを
 なんとかしたい などなど・・・

上記のような例であれば、ステージに透過穴があることで取扱いを容易にしたり、後処理をラクにしたり、レイアウトの自由度を上げることができそうですが、標準品で適当なステージが見当たらない・・・となると図①のようなプレートを作って対応するしか無いのでしょうか?
透過穴がオフセットした配置になるため操作軸と穴位置が離れ、スペースも必要になります。
そもそも特注品になると納期や価格の問題が・・・

ちょっと待って下さい!

弊社の製品名として「ステージ」とは呼んでいますが、要するに「微調機構」を持った製品です。
それと同様に「ホルダー/光学マウント」も「微調機構」を持った製品です。

「ホルダー」という名称のせい?で見過ごしてしまいがちですが、ちょっと見方を変えれば透過穴付ステージとなります。

例えば、十字動ホルダーTAT-16(図②)であれば薄型でコンパクト、かつ10μmの微調が可能、TAT-16DMなら2.5μmまで微調することができます。
TAT-30(図③)はφ29(M30P1ネジ)と大きな透過径と±5mmの移動量となっています。

3軸レンズホルダーALHN-50-3RO-N(図④)は芯出し機構に加え、ヘリコイド式のフォーカス調整がありますので、透過型のXYZ軸ステージとして使用できます。

レーザビームエキスパンダーホルダーKLH-BE-M22H(図⑤)は芯出し機構と2軸のアオリ機構を持っていますが、さらに調整部にはロック機構があり、ワーク位置調整後の不用意な動きを抑えたい用途に利用できます。

ステージとして設計したものと比較すると耐荷重や剛性面での制約はありますが、追加部品の必要なステージよりも安価に構成できることが多いです。
また基本的にカタログに掲載している標準品ですから短納期でのシステム構築にも対応できるかもしれません。

製品名にとらわれることなく、機構や機能から発想を膨らませて、最適解を見つけましょう!

 ① 透過穴が欲しい


 ② TAT-16


 ③ TAT-30


 ④ ALHN-50-3RO-N


 ⑤ KLH-BE-M22H